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今まで作成したエクセルツールまとめ

2018/03/19

ビットコインキャッシュ(BCC)の月次収益率と標準偏差をエクセルで求める

今回はビットコインキャッシュ(BCC)の2017年8月から2018年2月までの1か月ごとの終値の価格データから価格推移グラフを作成し、月次収益率とSD(標準偏差)を求めたいと思います。価格は円建てとなります。


データはbitbankのcandlestickのAPIを利用してエクセルに読み込みました。

収益率とはリターンの割合のことで、次収益率とは月ごとに得られるリターンの割合です。
SD(標準偏差)とはデータのばらつきの度合いを表す指標です。


・ビットコインキャッシュ(BCC)


ビットコインキャッシュはビットコインのハードフォークで新しくできた決済型の暗号通貨です。
ビットコインとビットコインキャッシュの違いはブロックサイズです。
ビットコインは、ブロックサイズが1MBと小さいため市場の拡大に伴い送金詰まりが発生し手数料が高騰してしまいました。
ビットコインキャッシュの場合はブロックサイズが8MBの大きさであり、今後仕様変更によって32MBまで拡張できます。
送金スピードが早い、手数料が安いのが特徴です。
採掘方法はPoW(Proof of Work)です。
   
    

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・2017年ビットコインキャッシュ(BCC/JPY)の価格推移チャート


2017年9月中旬: 中国仮想通貨規制・米銀JPモルガンのジェイミー・ダイモン発言
2017年11月:マイナー移動、マイニング難易度調整等でビットコインと価格逆相関関係に
2017年12月:仮想通貨市場に大量のマネー流入


・ビットコインキャッシュ(BCC)の月次収益率と標準偏差





次平均収益率は36.1%です。

標準偏差は103.7%でした。データは少ないですが、1ヶ月単位で見て103.7%くらいはふつうに上がりうるし、下がりうるということです。2倍になったり半分になったりしやすいということです。それだけでも相当なボラティリティーですが、さらに特殊な変動が起こればもっと価格に影響が出ることが考えられます。


算出した平均収益率、標準偏差はともに過去の数字であり、将来も同じ状況が続くとは限りません。



ビットコインキャッシュ(BCC)の週次収益率と標準偏差をエクセルで求める

ビットコインキャッシュ(BCC)の価格チャートを対数スケールでエクセルに表示する


2017年ビットコイン(BTC)の週次収益率と標準偏差をエクセルで求める

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